掲載日:2013.11.21
東京都支部「先輩の話を聞こう会」開催報告
今年度の東京都支部活動計画に基づく、第3回「先輩の話を聞こう会」が11月9日(土)15時から、酪農学園東京オフィス(有楽町東京交通会館11階)を会場として開催いたしました。
今回の講師は、野幌機農高等学校8期卒業・短期大学3期卒業の戸水雅智先輩(現東京都支部顧問・元関東同窓会事務局長)にお話を伺いました。
お話は「自分の生きかた 酪農学園との関わり」について
野幌機農高等学校での思い、酪農学園短期大学との縁、雪印乳業在職中の記憶、関東同窓会との関わり、酪農学園東京事務所所在地の変遷、等々についてであります。
・中学3年帯広で入学試験を受け高校入学時は興農義塾であった。1年次は機農寮で2、3年次は農場に配属されての授業と実習であった。当時は食糧難で寮での食事等ヒモジイ思いをしたこと。火災により校舎が全焼し募金運動をした、寮の火災にも遭遇した。
・昭和27年短期大学に入学しヨハネ寮に入寮した。乳製品工場での実習等を経験した。大麻でのアルバイトや農家相手にお茶を売りに歩いた等々、昭和29年卒業した。
・昭和29年4月雪印乳業株式会社に入社した。最初の配属赴任先は中標津であった。雪印乳業在職中の諸々のお話等々、幾度かの転勤、農場実習、集乳合戦、雪印こどもの国牧場の開園、本社での社史編纂室勤務で雪印乳業社史3~5巻の作成発行に携わった等々。
・関東同窓会には昭和44年より関わり、その後事務局長の職を担当し、「あるまめーと」会報誌の発行、同窓生が大同団結し学園全体の関東同窓会の推進。関東同窓会活動当初に奔走下さった方々等々。
・酪農学園東京事務所については、当初酪農学校の出先で東京日本橋の雪印乳業(株)本社の1室に同居していた。その後雪印乳業(株)の移転等により、丸福ビル、虎ノ門ビル、正直屋ビルそして現在の有楽町東京交通会館と所在地が変遷した。この間に東京事務所を閉鎖する話もありましたが、関東同窓会として学園との話し合いにより閉鎖しないこととなった。この間多くの人との出会いや、人とのつながり、等々についていろいろなお話がありました。大変意義あり参考になるとともに感銘を受けた内容でありました。
終了後、戸水先輩を囲み近くの居酒屋で和やかな懇談の場を持ちました。
戸水先輩ご多忙のなか誠にありがとうございました。(文責 東京都支部長 須田 利明)
掲載日:2013.11.18
酪農学園短期大学第14期生同窓会開催報告
晩秋の候、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、去る10月30日(木)~31日(金)に、島根県松江市千鳥町30番地「ホテル一畑」において酪農学園短期大学第14期生の同窓会を開催しました。
当日は、恩師坂本与市先生ご夫妻のご臨席を得て、同期生と家族総人員13名の参加でしたが、半世紀振りに再会した皆さんもあり、元気な姿に話も弾みました。会場では各人の近況を報告し、これからの抱負などを話し合いました。(文責 幹事 渡邊 廣衛)
掲載日:2013.11.13
短期大学酪農科23期同窓会報告
11月9日(土)道東網走の網走湖荘で、短期大学酪農科23期の同窓会を開催しました。集まったのは、12名(家族含む)遠くは、茨城・静岡からもご夫婦で参加がありました。
卒業から40年が経ち皆還暦を迎え近況報告や懐かしい話しに花が咲きました。卒業した時は、8人の内6人が農家の子弟でしたが、現在農業を行っているのは3人になっていました。
後継者不足と農政に翻弄されている農家の実情を感じます。卒業して日本食肉格付協会に就職し40年の格付職員としてのキャリアのW君も、定年まであと2年最後まで日本の食肉の品質にかける思いを語っていました。
2年後には、道央の旭川で再開することを約束し帰路につきました。(文責 堀内 信良)
掲載日:2013.10.21
酪農学園短期大学17期卒同窓の集い開催報告
9月28日(土)17時~20時、新さっぽろアークシティホテルを会場に酪農学園短期大学17期卒(昭和43年)同窓会が21名の出席により開催された。今回の代表幹事は向井弘。幹事は向井正農夫氏、坂東功太郎氏。
会は16時から受付し、まず記念写真撮影を行った。その後17時から懇親会を開始した。坂東功太郎氏の司会により進行し、向井が代表幹事挨拶を行った。乾杯の発声を西一司氏が行い自由歓談に入った。その後自己紹介や欠席者からのコメントを紹介し和やかに進行して閉会となった。
その後、二次会は幹事部屋に集まり、夜更けまで昔話に花を咲かせた。(文責 向井 弘)
掲載日:2013.10.17
酪農学園創立80周年記念式典および祝賀会を開催
学校法人酪農学園は10月1日(火)、札幌市のホテル札幌ガーデンパレスにて創立80周年の記念式典および祝賀会を開き、道内を中心に全国から教育および酪農界の関係者など340名が出席しました。
式典は午後3時30分から藤井創宗教主任の司式により礼拝形式で行われ、オルガンの前奏と讃美歌の合唱で始まりました。肥田信長宗教主任の聖書朗読、祈祷の後、麻田信二理事長が式辞を述べました。
麻田理事長は「本学園は、北海道酪農義塾にはじまり、高校・短大・大学・大学院、さらには通信教育・酪農学校から約15万人の多くの人材を送り出し、社会の第1線で活躍がみられることは地方の中小規模の学校としては特筆すべきことである。しかし、その80年の道のりは平坦なものではなく、今日を迎えることができたのは、偉大な先人達の献身的な努力、企業、団体、同窓生のみなさまはじめとする多くの方々のご支援・ご協力のおかげでございます」と感謝の意を述べました。
また、本学の建学の精神に触れ、健土健民、三愛精神は永遠不滅の真理であることを強調し「北海道を東洋のデンマークにと北方寒地農業の確立に力を注いだ先人達の熱い思いを今一度思い出し、持続可能な真の文明社会の担い手を数多く育成し、地域の発展と世界の平和のために貢献していくことが酪農学園の使命である」と力強く語りました。
この後、酪農学園に功労のあった9名(出席者5名)・高田哲夫 氏 ・町村末吉 氏 ・正野勝也 氏 ・(故)原田 勇 氏 ・金川幹司 氏 ・平棟孝志 氏 ・平尾和義 氏 ・中井保博 氏 ・土谷令次 氏 に対して麻田理事長から感謝状が贈呈されました。
引き続き、高橋はるみ北海道知事より祝辞があり、広大なキャンパスを生かした特色のある教育といち早く食品や環境の教育課程を取り入れ、時代の流れを的確にとらえた多くの取り組みが高く評価されていることに触れ、「80周年を契機に、土を愛するという建学の精神とこれまで培ってきた伝統を末永く受け継がれ、チャレンジ精神あふれる心豊かな若者の育成を通じて、北海道のますますの発展にご協力いただきたい」と述べました。
三好昇江別市長、森本正夫北海道私学団体連合会議長からも祝辞が贈られました。
三好市長は「酪農学園は江別市に欠かすことのできないパートナーです。引き続き建学の精神の理念のもと、世界の農業をけん引する人材の育成と街づくりの支援をお願いしたい」と語り、森本議長は「食糧難や食品の安心・安全が注目されている今、専門教育を受けた人材育成の必要性が増しており、酪農学園への期待はますます高まっている。80年の成果をこれまで以上に発展させていくことを期待します」と述べました。 また、下村博文 文部科学大臣からの祝電も披露され、厳かな雰囲気の中、記念式典は幕を閉じました。
その後、17時30分より祝賀会が開催され、仙北富志和学園長のあいさつに続き、北海道農業協同組合中央会の飛田稔章会長のお祝いのことばとして、村上光男常務理事が「国内農業には多くの課題があるが、そんな困難にも立ち向かい、挑戦し問題を解決していく人材を育成する機関としてますますの発展を期待したい」と述べました。
酪農学園後援会の宮田勇理事長は「創立者の思いを継承し、今後も後援会の役割をさらに発揮していきたい。酪農学園が三愛精神・健土健民の理念のもと、100年・200年後に向けてさらなる飛躍を期待したい」と語りました。
酪農学園同窓会連合会の野村武会長は「現在ある55の同窓会支部を全国75としネットワークの完成が目標である。入試や就職の面も含めて、今後も同窓会は酪農学園の発展に総力をあげて支援していきたい」と強調しました。
祝杯の音頭は北海道議会教育振興議員連盟の本間勲会長がとり、「今、北海道にいる85万頭の乳牛をつくりあげたのは酪農学園のちからである。今日の北海道農業の屋台骨を築いた大きな意義をたたえて乾杯をしたい」と述べ、全員牛乳で乾杯をしました。
祝宴の中では本学合唱団による余興があり「酪農賛歌」など3曲を披露し大きな拍手がありました。
懇親会は終始和やかにすすみ、江別市の長谷川清明教育委員長の乾杯で祝賀会は閉会しました。 (酪農学園公式HPより転載)
掲載日:2013.10.04
マルコ寮同窓会開催報告
ホームカミングデーの夜、卒業生が開いている札幌の寿司屋で小さな集いがありました。マルコ寮の古希を祝う集いです。
遠くは大阪、千葉から19名の仲間が集まり、寮監の楢崎先生、寮母の山崎さんもご不自由な足をものともせず、かけつけてくださいました。アルコールが体にたまるとともに、それぞれがたどってきた人生模様を語る昔話に花を咲かせ、おおいに盛り上がり、時間を忘れるほどの集いになりました。
マルコ寮は1960年ころから 1970年頃まで続いた寮で、オンボロ木造二階建てで隙間風が入り、冬の吹雪の日には まくら元に雪がたまっていたという逸話がある寮でした。そんな寮で1、2年間「同じ釜の飯をくった仲間」はまさに兄弟以上の仲間になっていました。授業をサボり原始林で「こくわの実」をとって食い、尻がかゆくなってひどい目にあったこと、仕送りがおくれたときはアルバイトに付き合って助けあったことなど 懐かしいむかし話は尽きることなく飛び出してきました。
あれから50年、12名の仲間が天に召されました。ご冥福をお祈りします。
( 文責 名久井忠)
掲載日:2013.10.04
酪農学園大学短期大学部閉校記念碑除幕式報告
短大は1950年に開学し、これまで9,487名の卒業生を輩出してきたが、2012年3月末をもって62年の歴史に幕を閉じた。
今年2月15日に開かれた短大閉校記念式典において、記念碑目録が短期大学部同窓会より酪農学園に贈呈されていた。このほど幅3m50㎝、高さ2m10㎝の記念碑が完成した。碑文正面には黒澤酉蔵翁自筆による「健土健民」が力強く刻まれ、裏面には創生期から閉校に至るまでの短期大学歴を記している。9月28日(土)11時から同窓生会館前庭において、除幕式が約150名の出席者により開催された。
式は伊藤真美学務部長の司会で進行。麻田信二酪農学園理事長は挨拶の中で「短期大学関係者のご苦労の上に今日の酪農学園がある」と感謝の言葉を述べ、堀内信良短期大学部同窓会会長は「酪農学園短期大学存在の証として「健土健民」の記念碑をお贈りし建学の精神の啓発に役立てて頂きたい」と述べた。
藤井宗教主任による聖書朗読では、「詩編」126編Ⅰ-6節から、「涙と共に種を蒔く人は喜びの歌と共に刈り入れる。種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は束ねた穂を背負い、喜びの歌をうたいながら帰ってくる」と読み上げ、祈祷を捧げた。
除幕は学園関係者と同窓会関係者によって行われ、最後に酪農讃歌を全員で合唱して式を閉じた。
掲載日:2013.10.04