掲載日:2012.09.18
1.バーベキューランチ
9月15日(土)11時から第21回を数えるホームカミンデ‐が開催された。今年始めての試みとして本学関連の食材によるバーベキューランチを行った。天候にも恵まれ、130名を超える方々にご出席いただき、残暑厳しい中ではあったがランチを楽しむことが出来た。
食材は、本学元野幌農場肥育された日本短角種や学内栽培のじゃがいも、狩猟管理学研究室提供のエゾシカ肉、乳製品製造の本学バター、アイスクリーム、屯田ファームのウインナー、野村武会長差入のとうもろこし等々。
ランチは永田享後援会常務の進行で開会し、野村会長から歓迎のメッセージ、後援会土屋令次副会長、貴農同志会井上昌保会長からご挨拶を頂戴した。大学生協稲積店長より本日の食卓食材を紹介いただいた。榮忍高校長には自慢の喉で讃美歌をご披露していただいた。
その後の懇談の中で、同窓会関東甲信越地区城近泰事務局長、農業経済学科三期同期会麻里紘三代表、農業経済学科(現基督教独立学園理事長)大高全洋元教授、後援会金川幹司副会長、酪農学園東京オフィス高澤靖所長、篠原 功元助教授、細田治憲氏、竹花一成校友会事務局長、大学生協吉田専務、干場信司農食環境学群長、堀内信良短大同窓会会長、田中義則事務局長、黒畑勝男高校副校長からそれぞれスピーチを頂戴した。
このバーベキューランチには農業経済学科3期同期生16名にもご参加いただいており、恩師の大高全洋先生、五十嵐先生をお招きしての同窓会がこの後KKRで行われました。
天候にも恵まれ、おいしい食材をご用意いただいた大学生協の方々やお手伝いいただいた短大、大学、高校の同窓生各位に厚くお礼申しあげます。
2.記念礼拝・記念講演会
12時30分受付で、会場を黒澤記念講堂に移して、ホームカミングデーの記念礼拝(物故者追悼)、記念講演が開催された。
記念礼拝の司式は藤井創宗教主任によって行われ、讃美歌合唱のあと、聖書の朗読、今年度の物故者追悼が行われた。奨励では、藤井創宗教主任が、東日本大震災復興支援ボランティア活動で岩手で活動した本学大学院生関口明希さんとの陸前高田町の肉牛農家小沢惣一さんとエピソードをとおして「共に泣き、共に喜ぶ」聖書の教えを語り、礼拝の最後に全員での酪農讃歌を合唱し式を閉じた。
記念講演会では麻田理事長より学園を取り巻く状況報告と講師への謝意の挨拶が述べられた。会は工藤英一名誉教授の司会により進行した、今年は日本農業賞受賞の長野県永井牧場 永井 進氏と興部町ノースプレインファーム大黒宏を講師としてお迎えした。「生産者と消費者を結ぶ心をつなぐ経営とその信念」-酪農学園の精神を現代にいかす-をテーマにして、講師それぞれの経営状況や抱負、現在に至るまでの経過等を聴衆に判り易く述べた。永井さんは「自分の作った生産物の消費者が見える経営がしたかった」と語り、大黒さんは「地域に根を生やした経営の思いを「農的不易流行」」と表現した。
両講師の経営において、本学の建学の精神がバックボーンとなっていることを感じさせられた講演内容であった(講演内容の詳細は後日、動画配信の予定です)。